くわがたワールド・採集
 5月初旬に採集ポイントの状況確認に行ったところ
 樹皮の隙間にコクワガタが冬眠から覚めて樹液を
 求めてきた様子です。
 毎年のようにミヤマクワガタの大型個体を求めて
 山陰側に夜な夜な出没しています。
 画像は、山口県山口市阿東で採集しました個体です。
 今まで採集しました最大の個体は76ミリです。
 ギネス級が取れると信じて老体にムチ打ち頑張っています。
 カブトムシは嫌になるくらい捕れます。
 大食なのでゼリーが直ぐに底をつきます。

 ミヤマをターゲットとしている私にとって
 カブトムシは邪魔な存在です。
 樹液を我が物顔で占領するのでミヤマクワガタが樹液を
 吸いに来れるようにとひたすら奴らを捕らえます。

 ここからは、採集に関する注意事項です。

  1.採集者の一部の心無い方たちは樹皮の浮いた部分にクワガタが入っていると採集するために樹皮を剥がしてしまいます。
   樹皮を剥がさなければ他のクワガタが何度でも入りますので、面倒でもカキ出し棒を使用して樹皮を剥がさないでください。

  2.ノコギリやナタで木を傷つける方が居られますが、木が枯れる原因になる可能性が有りますので止めましょう。
   スズメバチ達が巣作りのために木を削ったところから樹液は出ますので探しましょう。
   樹液が出ていない管理されたクヌギ林で木を傷付けると管理者も嫌な気持になり採集者を嫌う原因になります。

  3.採集に行くときに私は赤い服を着ていきます。
   これはスズメバチ対策です。スズメバチに限らず昆虫は赤い色を判別しにくいようです。
   木の洞に入ったヒラタやコクワをかき出し棒で獲る時に懐中電灯に赤のフィルムを貼ると捕り易いですよ。

  4.当然の事ですが、山に入るときは地主さんの許可を事前に取りましょう。
   自分の土地に勝手に入られたら嫌ですよね。

  5.夜間の採集に行きますと様々な獣に遭遇します。無いとは思いますが、クマに遭遇してしまつた時は冷静な判断が必要です。
   私の通うエリアにはツキノワグマが生息しています。
   万が一遭遇してしまったら絶対に背を向けて逃げないでください。
   クマの目をじっとにらみながら後退りして逃げてください。
   向こうも人間が怖いと思っていますが、背を向けて逃げた時点で餌と認識されます。
   襲われたら戦うしかありませんので、食べられそうになったら最終手段はクマの口の中に思いきり腕を押し込み喉の奥を突き破る気持ちで
   何度もぶち込みましょう。嫌になれば諦めて退散しますので命を守る行動をしましょう。
   まあ、無いでしょうけどね・・・byパパイヤ
 
 
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